アスベスト事情最新ニュース
アスベスト未処理 15ケ所
2009-07-03 (金)
07/01 08:06 静岡社会
県は30日、総務省の依頼を受け、県と県内市町が所有する施設を対象に実施した今年3月31日現在のアスベスト使用実態調査の結果を公表した。アスベストの除去や封じ込めなどの処理をしていない施設は県有1カ所、政令市を除く市町で14カ所が確認された。
対象は改修を含め、1996年度以前に完成した県有施設1500カ所余り、市町の施設2300カ所余り。学校や公営住宅など他省庁が調査した施設は除いた。6種類のアスベストについて、使用状況と危険防止処理について調査した。
アスベストを使用していた施設は県有19カ所、市町50カ所で、それぞれ18カ所と36カ所は処理済み。県有施設で未処理だったのは旧中遠家畜保健衛生所で、本年度内に除去と施設の解体を行う。
市町施設は焼津市役所本庁舎、伊豆の国市韮山支所など9市町14カ所。いずれも人体に危険のない状態か、立入禁止、封鎖などの対応をしているという。このうち5カ所は本年度中に除去などの処理を終える。市町では今後、調査する施設も18カ所ある。
県生活環境室は「安全が確保されるよう、適切に助言などをしていきたい」としている。